オフィス移転を機に働き方が変わり、コミュニケーションの活性化や採用力向上、生産性向上が実現した事例

今回ご紹介するのは、広島市にオフィスを構える株式会社中国シッピングエージェンシィズ様のオフィス移転事例です。中国シッピングエージェンシィズ様は船舶代理店業、海上運送業、通関業などを事業としている企業様です。

施工レポート

中国シッピングエージェンシィズ様は、以前のオフィスのフロアが2つに分かれていたことや会議スペースが足りないことなど業務を行う上でいくつかの課題がありました。そのため、オフィス移転を機に働き方を変えたいとご相談をいただき、オフィス移転プロジェクトがスタートしました。

プロジェクトを進めるにあたり、中野社長にどんな会社にしていきたいのかをヒアリングさせていただくと、「港湾・物流の地味で華やかさに欠けるイメージからの脱却を図り、同業他社と差別化したい」という想いを教えていただきました。お打ち合わせを通して、中野社長が新しいオフィスで実現したいことは次の3つでした。


新オフィスで実現したいこと


1つ目は、自然に笑顔と会話が溢れ、気軽に挨拶し合える空間を創出すること

以前のオフィスは4階と6階の2フロアに分かれており、他部署とのコミュニケーションが取りずらい環境でした。そのため、中野社長は部署の距離感を感じていたそうです。業界のイメージを払拭するためには、オフィスが奇麗なだけでなく、そこで働く人もイキイキとしている必要があります。そのため、コミュニケーションが取りやすい空間の創出を目指しました。

2つ目は、新たな発想が生まれ、新たなチャレンジがしやすい環境にすること

コミュニケーションを活性化し、部署間の連携を強化することで、新たな発想が生まれやすくなり、今までにない価値を生み出すことが期待できます。また、新しいチャレンジがしやすい環境を目指しました。

3つ目は、新たな働き方を実現し、生産性が向上する空間を創出すること

業界イメージを変えるためには、オフィスを綺麗にするだけではなく、旧来の働き方を見直していくことが重要となります。働き方を見直すことで、生産性の向上を目指しました。


新オフィスのコンセプト


上記の実現したいことをオフィスに落とし込むためには、目指すべきオフィスの「コンセプト」を策定することが重要です。
コンセプト策定は、中野社長だけでなく、社員も巻き込んだプロジェクトチームを作りプロジェクトを進めていきました。プロジェクトチームで議論をしていった結果、コンセプトは「コンフォートビレッジ」に決まりました。居心地が良く、働き心地が良いことをベースとし、村長(=社長)を中心に、寄合所(=会議室)、共同井戸(カフェスペース)、納屋(ロッカー)があるような、村人(=社員)みんなが助け合う古きよき共同体をイメージしています。このコンセプトに沿ってオフィス創りを進めていきました。実際のオフィスをご紹介します。

 


執務エリア


今回、ABWという働き方を採用したことで、好きな場所で働くことが可能となりました。隣に座る社員が日々変わることや、話したい社員の近くに座ることで打ち合わせが行いやすくなったことによって、社内のコミュニケーションが活性化されました。

ABWとは「働く人が作業をするために、最適な場所を自分で選ぶことができるワークスタイル」のことです。立ちながらの作業や社外のカフェ、サテライトオフィスでの業務などもABWに含まれています。オフィス内のデスク間のみに移動が限定されている、フリーアドレスの発展形とされています。

また、リフレッシュ効果の実現を目的に、観葉植物を設置したことや、緑のカーペットの採用、木目調のテーブルを設置いたしました。リフレッシュできるオフィスにすることで、さらなるコミュニケーションの活性化が期待できます。


4人掛けの打ち合わせブース


ファミレス席を用意したことにより、以前までのオフィスの課題であった「打ち合わせスペース不足」が解消されました。打ち合わせスペースができたことより、打ち合わせの頻度が増えるとともにアウトプットの質も向上しました。


昇降デスク


新オフィスには、昇降デスクも導入いたしました。気分に合わせて、昇降デスクでの立作業も可能となり、健康的に業務を行うことが可能となりました。最近では、健康経営という観点から昇降デスクを導入する企業が増えています。


実現できた経営効果


後日、新オフィスにしたことで得られた経営効果について先方にお話を伺いました。

中野社長には総評として「最初の意図通り目指しているところが実現して良かった」と言っていただくことができました。

オフィス移転で実現できた経営効果は次の4つです。

1つ目の経営効果は、働き方が大きく変わったことです。
中国シッピングエージェンシィズ様では、ABWにしたことで働き方が大きく変わり、ペーパーレス化も進みました。座席を選ぶことができるので、相談・報告したい人の近くに座ることができるようになり、業務がしやすくなりました。

2つ目の経営効果は、コミュニケーションが活性化されたことです。
以前のオフィスは他部署とのコミュニケーションが少ないことや、打ち合わせ場所が無いといった課題がありましたが、部門を横断してコミュニケーションを取る機会が増えました。さらに、グループ内広報誌に新オフィスを掲載したことで、グループ会社の社員も興味本位でオフィスに寄ることが増え、会社を越えたコミュニケーションも増えているそうです。

3つ目の経営効果は、採用力向上に繋がったことです。
面接時に自信をもってオフィスを案内できるようになり、オフィスに来た求職者の反応も「おおっ!」と感動しているのが伝わってくるそうです。

4つ目の経営効果は、社員間のリスペクトにまで繋がっていることです。
他部署が仕事をしている様子が間近に見えるようになったことで、お互いの仕事ぶりが分かり、今まで見えていなかったお互いの良い点が見えるようになったそうです。

 

トップの想い、全社員の想いを基に、プロジェクトチームでコンセプトを策定すること、また、策定したコンセプトに沿ったオフィス創りだけでなく、デジタル化や運用ルール、風土を含めた働き方まで検討をすることが大切です。今回のオフィス創りのように広島オフィスづくり.comでは、コンセプトに沿ったご提案をさせていただいておりますので、オフィスづくりのことなら広島オフィスづくり.comにお任せください。

 

弘法は広島県と山口県でのオフィスづくりに一括対応しています。

オフィス増設や移転など幅広く対応していますので、「オフィス環境を変えたい」、「レイアウトを変更したい」、とお考えの方もお気軽にご相談ください。オフィスづくりの目的を伺い、業績アップや採用力向上、生産性向上、コミュニケーション活性化に繋がるご提案をさせていただきます。

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施工データ

会社名株式会社中国シッピングエージェンシィズ様
WEBサイトhttps://www.h-csa.co.jp/
事業内容船舶代理店業、海上運送業、通関業など
所在地広島県広島市南区
ご提供したサービスオフィスレイアウト設計、オフィス家具、オフィス内装工事、パーテーション工事、床工事、照明工事、配線工事、窓まわり工事、サイン工事、電気工事

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