こんにちは！！

広島県を中心にオフィスの環境作り、オフィスメンテナンス工事、オフィス内装工事、オフィス移転のサポートをしている広島オフィスづくり.comです。

先日、広島市中区のお客様からスチールパーティション工事のご相談をいただき施工して参りました！

既設のパーティションと色や形が同一のものをご希望だった為、メーカーや形状を確認し施工させていただきました。

この度は『コマニー製の木目柄のスチールパーティション』です。

今回は、こちらのお客様の事例を元に、スチールパーティション施工の流れをご紹介します！

スチールパーティションの特徴について

まず初めに『スチールパーティションとは何？』という疑問にお答えします。

スチールパーティションは、オフィスビルの空間ごとの仕切りや会議室などによく用いられています。

おそらく誰もが一度は目にされている代表的なパーティションです。

特徴は、他のパーティションに比べて防音性や耐火性が高いことです。

その為、パーティション施工の中では一番高額な間仕切り方法となります。

構造はこんな感じです。

表面はスチールパネルで覆われています。(この度施工したパネルは木目調でした）

その裏側には石膏ボードが張り合わされたパネルが使われています。

石膏ボードが12㎜でスチール材が1㎜に満たないため、パネル自体の厚みは約13㎜程度です。

一般的に、石膏ボードは不燃材として扱われています。

石膏ボードの裏面には『国土交通大臣認定防火材料』と記されています。

スチールパーティションは現場調査後、設計図面作成で約10日、内容が確定後 部材加工準備が約20日、その後お客様のご都合に合わせて施工実施…と、約1ヶ月程度の日数を要します。

ご検討の際には少し時間がかかることをご理解くださいね！

スチールパーティション施工の流れについて

施工当日は資材搬入から始まります。

今回の施工日は日曜日で、車の通りやオフィス通勤の方もいらっしゃらない状況だった為スムーズに行うことができました。

平日作業の際にはビル利用者の方にご迷惑のないよう、また作業効率面を考慮して、早朝などに資材搬入を行うこともよくあります。

資材搬入後 いよいよ作業開始です！

①設置位置の墨出（墨出：施工位置に印をつける作業）

レーザー水平器で位置を出します。

施工位置に印をつけていきます。

墨壷を利用して直線の墨出しを行います。

②床面のレール取付

墨位置に柱芯を合わせて床レールを固定していきます。

レーザー水平器を基準にパネル高さを調整していきます。

床レールカバーを設置し床レールが完了です。

繋ぎ部を固定し、パネル設置用の部材を固定していきます。

③天井レール、壁面レール取付

しっかりと固定する為、専用の道具を利用して下地の位置を探します。

（この度の下地はLGS（軽天）の為 マグネットタイプのものを使いました）

④パネル取付

枠が整えば次はパネルを取り付けていきます。

柱自体は固定されておらず、パネルと合わせることで全体が固定されます。

パネル同士をくっつけ合わせ、専用の金物で裏側の柱と固定していきます。

その時の裏面はこんな感じです。

前後とも同じ要領でパネルの貼付けを行います。

⑤エンド部　柱、パネルの取付

スチールパーティションは間柱が外見で確認できません。

その為 どのように終いをつけているのだろう…と感じられている方もおられると思います。

実はこのようになっています。

まずはエンドポール側の溝にサイズに加工したパネルを差し込みます。

続いてひとつ前の柱部で今までのパネルとくっつけ合わせます。

こんな感じです。

端部の空間距離と保つために金物を入れておきます。

これで下半分がようやく形になりました。

⑥上部パネル取付

下部同様にパネル部を取り付けます。

この度の施工は上2面はガラス板を入れる為 ガラス設置用の下地枠を取り付けます。

⑦パネル継ぎ目部隠し

専用の材料を叩き込み、隙間を全て埋めていきます。

叩きこんでいる部材は片仮名のコの字状になってます。

先程パネルを固定する際に利用した金具にはめ込むことでビス無しでカバーが固定されています。

仕上がりはこのような感じできれいに収まります。

簡単に外れることもありません。

⑧ガラス部取付

まずはガラスを固定する為に周囲へ専用部材を取り付けます。

ガラス取付の際に周囲に使う部材はこんな形状をしています。

2つに分けて左側のパーツを先に取り付けていきます。

ガラスを枠サイズに合わせて加工します。

ガラスカッターはこのような道具です。

これでガラスに線傷をつけて軽く叩くことできれいに切ることができます。

上下左右の枠に均等に合わせます。

そこにガラスをはめ込み 先程の右側のパーツで抑え込んで固定します。

そこにガラスをはめ込み 先程の右側のパーツで抑え込んで固定します。

ガラス部2箇所を固定し これでスチールパーティションの完成です！！

ここまでの所要時間は約5時間です。

（施工は朝の8時過ぎから13時までの約半日でした。）

スチールパーティション施工の流れがお分かりいただけましたでしょうか？

それぞれのパーティションごとに施工の内容が異なります。

ご検討の際には必要に応じて詳しくご説明致しますのでご安心ください。

最後に…

『スチールパーティション、価格面の注意事項！』

アルミ、スチールパーティション工事のご相談の際に『少枚数の施工なのにそんなにかかるの？』といったお声を頂くことがあります。

どの職人も『1枚の施工』でも『100枚の施工』でも同じ工具や移動等の準備が発生します。

少ないから1/100の金額で…というわけにはいかないことをご理解ください。

パーティションをご検討の際、お困りの際にはお気軽に広島オフィスづくり.comまでご相談ください!

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